Lee先生の目線

成功しやすいビジネスの特徴をFacebook成功事例から学ぶ

 

こんにちは、中国資産家のリーです。

前回の記事、前々回の記事でビジネスの始め方や日本の方が陥ってしまいがちな、落とし穴というものをご紹介してきました。

今回は前回の動画の記事にお伝えしたように、どういう風に事業にしていけばいいのかという所をお伝えしていきます。

 

動画版はこちら

記事版は下記から記載します。

 

大企業を創るのは諦めよう

 

ここは議論が色々ありますが、今のインターネットの仕組みが大きくなってきた、また、ソフトウェアサービスが大きくなってきた今このようなさなかにおいて、GAFA(Google、Amazon、Facebook、Apple)のような大きな企業を作るのは、より一層難しくなっています。

私の意見ですが、このような大きな企業を作るということはそもそも諦めた方がいいかなと感じます。

 

「それだけは嫌!俺はもうどうしても1兆円2兆円、あるいはもう何百兆円の企業を作りたい!」

 

というふうに思われる場合、そこは特殊な訓練を受ける必要があります。

そこも私がお手伝いできるかと思うんですが・・・

 

そうではないとしても、どうしてもうまくいきにくいビジネスモデルを考えてしまう人は出てきてしまいます。

そのため、まずは成功しやすいビジネスがどのようなものなのかを知っておきましょう。

 

成功しやすいビジネスの特徴は特化型

 

起業をしようと思った方には、広く浅くビジネスを豊かにして、豊富なサービスを提供するようなビジネスモデルを思いつく方が多くいらっしゃいます。

一方で、今の世の中で、うまくいきやすいビジネスモデルは『特化型』です。

なんでも屋さんでは売れないのです。

何かの領域に特化したビジネスというのが今は流行ります。

 

例えば私の知り合いの社長さんでコンシェルジュサービスを経営されている方がいらっしゃいますが、これは投資家の立場から見ると非常に投資しにくい事業です。

つまり、この種のビジネスは成功しずらいのです。

なぜかというとコンシェルジュさんは、一般的なお問い合わせから特殊なお問い合わせ、専門性の高いお問い合わせまで、ありとあらゆることをお答えしていかなければいけないです。

一般的すぎるビジネスというのはなかなか難しい傾向にあります。

 

一般的なビジネスは、我々のような資産家や投資家・実業家から言うと、なかなかお金を預けにくく、出資したいと思えないことが多いです。

ですので冒頭申し上げたように、資金を調達していく上ではお止めになった方がいいのかなと思います。

もっと細かく特化したものに舵を移していくということは今の流れというか、トレンドだと思います。

 

なぜFacebookは成功したのか?

 

例えば、フェイスブックなどGAFAと呼ばれている会社。

Google、Apple、Facebook、Amazon・・・

彼らですら、一点突破です。

 

なぜかというと、Facebookができた時は、SNS、いわゆるソーシャルネットワークサービスのサイトも結構ありました。

例えばLinkedIn。LinkedInはビジネスマッチングに特化しましたが、ほかのサービスも結構ありました。

ではなぜ、Facebookはここまで大きくなったかというと、Facebookはハーバード大学というエリートが集まる大学の学生しか使えない、かつ、男と女、男女のマッチングというところだけに特化して、起業当時はサービスを提供していったというのが、彼らの一点突破型ビジネスです。

 

のちにいろんな資金がついて、投資家が集まって、結果的に今のような広告収入であったり、そこに紐付いた仮想通貨、そういったビジネスに発展していった風に私は見ています。

広く深くという日本の昔からの教育をやるのではなく、何か一つだけ1点だけに特化してビジネスを考えということを目指して欲しいなと思います。

 

具体的にどのようなビジネスに取り組んだらいいか?

 

では、特化型のビジネスの中でも、具体的にどのようなビジネスに取り組んだらいいか?

動画では「3つあります」というお話をしました。

その3つが何かというと

衣・食・住

人間が絶対に欲しい絶対になくては困るものっていうのはこの衣食住なんですね。

この衣食住に関わるビジネスを考えてみられた方がいいと思います。

 

ここでお伝えしたかったのは、「人間が生きていく上で最低限関わらなければならないことを商売の種にする」ということがコアとなっています。

 

「衣」はそのままで、人間服を着なければ生活ができませんし、「食」も食べることが人間の生きていく上での必要不可欠なものです。

「住」については様々な議論がありますが、不動産に関わることをしていれば、まず仕事がなくなることはないだろう、という考え方です。

 

商売には、絶対に、「需要」が必要です。必要性がないものに人間はお金を払いません。
経営者や営業マンは、この「需要」を如何に演出するかがキーとなります。

 

早く稼いで早く使いましょう

 

巨大な帝国を築くためには、チマチマした商売をしていては到達できません。…できるかもしれませんが、途方もない年月がかかります。

みなさんよく(特に日本は)老後のことを持ち出しますよね?(例の老後2,000万円問題、等)

でもよく考えて下さい。あの議論の中に、お金を、資産を使う体力の概念は入っているのでしょうか?

私は、よく自分のサロンの生徒達に伝えています。「お金」を「稼ぐこと」は、「使うこと」である「使い切ること」である、と。

 

よく、稼ぐことに重きをおくコンサルタントはいますが、使い方まで指導する人はいませんよね?

私はむしろ逆だと思っています。本当に心の底からその人の人生を考えるなら、むしろ、資産の使い方から教えるべきなのです。

それを知らずに、巨大な富を若いうちに得てしまったが故に、鬱になり自殺をして、自ら命を絶ってしまった若者を私は何人も知っています(中国で)。

 

もちろん人によっては目的や価値観があるでしょうが、お金は、稼ぐだけでは意味がありません。

使わなければなりません。その使う(使い切る体力)は年々衰えていきます。

 

私はいま、36歳ですが、正直な所、お金の使い道はほとんどありません。娘の進学くらいでしょうか。

日々食べていく分にはそこまでお金はかかりません。よっぽどな贅沢をしようと思わなければ…

お金を稼いだ、老後のお金も用意した、でも自分は寝たきりでした、、、だとせっかく稼いだお金も何のための苦労だったのか…

同じ稼ぐことを選ぶのであれば、「はやく」稼いで、「はやく」使う方が良いに決まっています。

 

私の母を一度、行きたい行きたいと昔から言っていた「スペイン」に連れて行こうとして中国から戻り、親と仲直り(勘当同然だったので)して、やっとできる親孝行をしようと思ったときには母は長時間飛行機に乗る体力がない、と断ってきました…そんなものです。

 

時間、時の経過は恐ろしいほどに人間から様々なものを奪っていきます。健康、経済力、自由、記憶、生命…

これを意識した上で、商売をする必要があります。だからこそ、すぐに行動する実行力が必要であり、すぐに使うところまで持っていく商売力が必要なのです。

そのためにも、人間が生きていく上で、絶対に必要不可欠な衣食住を商売の種にすべきだと、私は考えています。

 

まとめ

 

今回は、これから起業したい方はGAFAのような大企業を作るのは諦めて、小規模だけど一点に特化したビジネスを作って何でも屋にはならないことをおすすめしますという話をしました。

また、仮に大企業を目指すスタートアップを立ち上げるとしても、そもそもFacebookですら、最初はハーバード大学の学生のマッチングに特化した一点突破型のビジネスモデルだったことをお伝えしました。

 

そして、一点突破型の中でも特に、衣食住に関わる分野をおすすめします。

 

とにかく声を大にして言いたいことは、需要がないことをビジネスにしないでくださいということです。

早く稼いで、まとまった金額を稼ぐためにも、世の中から求められているお金になる分野でビジネスを立ち上げていきましょう。

 

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