
【中国で給料もらうなら知っておきたい】中国の給与事情と物価に関して
今回は、北京の給与と物価に関する内容です。
北京の新卒平均月収は現地通貨で約3,000-5,000元と
言われています。(日本円で約58,000-100,000円ほど)
単純に通貨換算すると、心配になる額ですが
物価の価値も考慮しなければなりません。
北京の物価は以下が参考となります。
– 500mlのお水が2-3元(日本円で約50円ほど)
– スタバコーヒー・トールが22元(日本円で約350円ほど)
– マックハンバーガー単品が15元(日本円で約240円ほど)
– タクシー初乗りが13-14元(日本円で約230円ほど)
(もちろんレートや時価で変動します。)
こういった物価の価値を含めて、私の持論では
大体40-50倍をすると日本(東京)の価値にぴったりかな
と思っています。
つまり、新卒平均月収が約3,000元なら
大体120,000-150,000円くらいです。
ちなみに、日本人の現地採用では、
約9,000元スタートです。
(この時点で約3倍)
役職や、特別な技術スキル(英語や特殊スキル)
があれば1,000-3,000元が上乗せされます。
私の中国滞在時の最高月収は
12,800元(=512,000-640,000円)
でした。(これ、公開しても良いのかな…。)
困ったことをいくつかあげます。
給与の支払いが遅れる;
給与が振り込まれる日にちが一週間遅れるなんて
珍しくはありません。
給与明細がなかなかもらえない会社もあり
私の知人は苦労なさっているのも現実です。
日本への帰還が難しい;
特に日本帰国を考えておられる現地採用の方が対象ですが
転職する際の給与交渉の問題があります。
現地採用で給与が低い場合の給与交渉にはコツがあります。
現地の通過で給与をもらっている方は、当然円換算すると
とんでもない額になります。
転職で年収をあげることは困難になります。
別の【転職成功シリーズ】で同じ内容を取り上げますので
海外の現地採用で苦労されておられる方はそちらもご参考ください。
給与支給額が正確じゃない;
毎回給与明細をしっかり見ないと損をする!というほど
毎回間違っていました。
中国に限ったことではないかもしれません。
日本ほど、きちんとした計算に
ダブル・トリプルチェックをする
入念さは海外では珍しいかもしれません。
私がいた会社は、現場のマネージャーが
約200人のスタッフの給与確認を
マニュアルで行っていました。
大変な作業です。
中国は9人のおエライ方々が16憶の人口を支える
とんでもないお国です。
この方々の鶴の一声で何でも政策が変わります。
物価も、会社員の給与、生活水準さえも。
その上、第三国としては
最も多くの米ドルを所有する国です。
これからの彼らの舵取りに期待と不安が
募ります。