【中国の民族について学ぼう!】中国の漢民族と少数民族の基礎知識

中国の現状

中国語と韓国語が併記された看板

中国には「少数民族優遇制度」というものがあります。

(正確には「少数民族優遇政策」とも言います。)

少数民族というのは、全体の約90%を占める

「漢民族」以外の民族の方々のことです。

 

例えば、中国と北朝鮮の国境辺り(中国側)に分布する

「朝鮮族」と呼ばれる民族がそれにあたります。

彼らの地元には

看板が「韓国語(ハングル)」と

「中国語」が並んで表示されているお店が

ほとんどです。

 

生まれながらに母語である「韓国語」と

母国語である「中国語」は当然話せますし

「日本語」か「英語」を早いうちに

選択して学ぶので

トリリンガルも当たり前というわけです。

少数民族は約55もあり、日本で耳にする

民族で言うと「モンゴル族」や

「ウィグル族」なども

少数民族にあたります。

民族という考え方が、それほど馴染みのない

日本ではピンとこないかもしれませんが

中国では意外と重要です。

 

少数民族であることがどんなベネフィットが

あるか、どういう風に優遇されるか

という例が、ここにあります。

 

私の在日韓国籍であるネットワークで

ある中華料理のお店を経営していた

在日韓国籍の社長が

中国の人の採用面接で驚いたことがあった

と教えてくれました。

 

履歴書の名前の欄に「李 ○○(朝鮮族)」と

書いてきたというのです。

 

その社長は在日韓国人二世で

それはもう幼少期からかなりのいじめに

悩まされたのに

 

この中国の人は自分が「朝鮮民族であること」を

アピールしてきたのです。

 

これがまさに少数民族優遇制度の

ベネフィットであり

 

アピールしないわけにはいかないという

カルチャーだったのです。

 

少数民族のみなさまは、

例えば、漢民族の方と入学試験で

点数が同点に並んだ場合は

優遇してもらえます。

 

これは入試に限らず

入社時やその他の「競い事」では

日常的に起こることです。

 

このような背景から、先の例の中国の方は

履歴書の名前の欄に敢えて「朝鮮族」と

記したわけです。

 

専門的な歴史的背景は

当然言及しにくいので

他の方に譲るとしても

 

日本ではなかなか見られない

文化の違いや民族の考え方は

私の旦那さんのような「在日韓国籍」の人に

色々なことを考えさせてくれる

良い機会を与えてくれます。

 

ただ「在日韓国籍だ」と言うだけで

 

まるで自分の家族のように笑顔で

迎え入れてくれる朝鮮族のみなさまや

 

日本国内におかしな形で伝わり

未だそのおかしな文化を継承し続ける

在日韓国籍の同胞達

 

民族とは何でしょうか

国籍とは何でしょうか

アイデンティティーとは何でしょうか

私は、中国という国で

様々な種類の民族に出会い、関わり、

そして在日韓国籍の旦那さんと出会うことができました。

 

中国の民族に対する理解や、その他の国々の宗教への理解が

人事・採用、マーケティングにも大きく影響してくる時代

となりました。

 

中国には起業を目指す若者が、そのやりやすさをきっかけに

たくさん入ってくるようになりました。

 

こういった民族に対する理解もあるのとないのとでは

打てる事業対策や企画が変わってきます。

 

米国では、白人のみなさまの割合がここ20-50年で

大きく変わろうとしています。

 

人種や宗教、民族に対する理解を深めていくことが

事業を大きくしていく良い機会になるかもしれません。

 

 

中国と北朝鮮の国境付近(中国側)に延吉という朝鮮族の街があります。

そこは、中国語と韓国語の看板がハイブリッドて使われています。

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