中国の現状

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【中国の子育てについて学ぼう!】中国の子どもにはお金がかかっている!?

日本の古き良き時代の子どもに対する
手厚いサービスはもう既に過去の遺産
となっています。

中国は子どもへの過保護の度合いが
半端ではありません。

学校への送り迎えなら当然ですが、
学校の担任の先生に対する「お願い」
に代わるプレゼントにも
お金がかかっています。

教育面だけではなく、残してあげる
財産も破格です。

マンション1室も子どもの名義で残し、
してもらったことを代々当たり前だと
思いながら

自分の子どもにも同じことを
していくわけです。

一方で格差社会が生み出す貧富の差は
田舎の、生まれて間もない
子ども達にまで影響が出ます。

中国では、産まれたての子どもの
手や足を切り落とし

その子どもへの政府からの手当てを
生活の足しにするということも
現実として行われています。

三国志の舞台としても馴染みの深い
武漢という地も

子どもの人身売買の中継地点として
栄えていた時期がありました。

誘拐や売買、一人っ子政策など、
子どもの存在価値がよりいっそう高い
中国では

子どもをこれでもか、というほど
過保護に扱っているわけです。

小学生までは登下校まで親御さんの
送り迎えは当たり前;

それはもうすごい行列です。

並ぶことが文化としてあまり
根付いていない中国ですから

子どもが出てくる校門を中心に
放射状に集まったイメージです。

我先に、自分の子どもはまだかと
首を長く待っています。

北京では、子どもを高級車で
迎えに行くことで
自らの凄さ・メンツを満たし、

さらには交通渋滞をもれなく
引き起こしくれるので

大変な迷惑となります。

もちろん、子どもとっては
送ってもらい迎えに来てもらうのが
当たり前なので

社会的、環境的にどういう意味が
あるのかは
各家庭できちんと教えてあげる
必要があります。

先生様への年貢も当たり前;

「先生の日」という日が年に一回あります。

この日は、生徒の親御さんが
こぞってお品物を
先生様に納めなければなりません。

この「先生の日」以外にも
お正月や「先生様のお誕生日」

など節目節目でお金が飛んでいきます。

今日ではお品物として
高級なパジャマなどを納めますが

昔はそれこそお金のようなあからさまな
モノが渡されていたようです。

早いうちからのアメリカナイズ;

近年では、中国国内の教育では
レベルが低すぎることが
ばれてきているわけで

かなり早い段階で米国などに
親子揃って移住し

レベルの高い(と信じ込んでいる)教育を
受けさせる傾向にあります。

もちろん、そこそこのお金を持っている
家庭でないと実現はしませんが

早い家庭だと幼稚園を卒園する
タイミングで海外移住をします。

そいういった(中国に比べたら)質の高い
教育を受けた子ども達が

自国に帰って来てくれて
自国のために何か貢献をしてくれれば
良いのですが

人間所詮は自分が大事
かつ中国のような住んでいるだけでも
ストレスフルな国には

帰国はありえないのでしょう。

現地で良い職に就くか、
戻ってきてもあまり中国国内には
いない生活をすることになります。

上記は一例ですが、どんな手を使ってでも
自分の子どもには良い未来や将来を

用意してあげたいと思う親心は

日本も中国も変わらないのでしょうか。

私の旦那さんが北京在住中に、家庭教師を
していたお金持ちのご家庭のお母様は

「どんなことをしても、この子が成人する
までは側で精一杯のサポートをしなさい」
とお父様に言われていたそうです。

そのお父様のご意向もあり、
旦那さんの家庭教師は毎回高級ホテルのジムで

運動をしながら日本語の会話を手伝う、
というものでした。

ジム・プールで使うシューズやウェア、
水着、何から何まで

ご用意いただき、セッション後は
毎回高級日本料理を
ご馳走になっていました。

おまけに別途報酬もあったわけですから、
どれだけ過保護なのかが
お分かりいただけると思います。

こういう環境下で育った子ども達が
大人になる過程で

ある意味で恐ろしく優先された待遇を
受け続けているわけですから

仕上がる大人も当然マインドセットは
残念な結果となります。

特に中国の人達は、

周りで何か流行ればすぐやりたくなる
のが性分で、米国やカナダへの移民は

最近のトレンドです。

私は、日中韓の子ども達の

大人のフィルターのない
自由な国際交流を目指しています。

この活動が少しでも、

アジアを代表する子ども達の成長の
手助けとなり、

将来の強いリーダーシップ実現へ
貢献ができればと、願ってやみません。

 

 

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